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いじめは減らせるのか?①いじめっ子の心のケア。 [徒然]

はじめに。
私は教育や、いじめに対して素人です。
ただ、小学生時代をいじめがあるのが普通な学校に通い、いじめっ子もいじめられっこも
友達である環境の中で育った者として、感じる事を書いてみました。(ちなみに中学校は
ヤンキー全盛期の大荒れ学校でした。)
もしかしたら、的外れな事を言っているのかもしれません。
この先を読み進める方は、広い心で読んでいただけるとうれしいと思います。

最近の虐めのニュースで、いじめを無くそうと言っているのを見るたびに考える事なのですが、
まず、いじめは無くならないと思います。自分がいじめがあるのが当たり前の世界で育ったせいか、成長過程で必要な経験の一つのような気さえする・・・。(大げさ?)
いじめって形こそ違え、どんな時代でもあったようだし、大人になってからもいじめって無いわけじゃないですもんね。

ただ私は、いじめっ子の心のケアをする事で、いじめを減らしたり、悪質化を防ぐ事はできるのではないかと思います。
いじめられた子の心のケアはもちろん必要だと思います。が、“いじめを減らす”と言う観点からすると、いじめっ子の心のケアが必要だと。

私の経験からすえると、いじめっ子は自分では抱えきれないストレスを抱えているように見えます。
私の仲良かった女の子は、感受性の豊かな優しさを持った子でした。
彼女は彼女なりにいつも周りに気を使って(特に大人、親、兄弟に対して)いて、彼女からすると
何も考えないでのんびり自分らしくしている子が腹立たしく、いじめたくなるようでした。
今思えば、「自分は好かれる為にこんなに頑張っているのに、頑張らないで愛されているなんてずるい」っていう感じかな?
もう一人の子は優等生で、親からの成績や生活態度への要求が強く、その期待にこたえて成績もよく、先生受けの良い子でした。
当然大人にばれない賢い方法で、いじめるので私はこの子が嫌いでしたが、今思えば当時彼女は小学生。いっぱいいっぱいだったのでしょう。

もちろん、彼らが精神的に大変な思いをしているからといって、人をいじめていいわけがありません。
彼らだってそれは良く分かっているんです。
ただ、彼らの神経を逆なでしてしまう子(前述の私の友達で言うと人の顔色を伺う事を知らない子等)を前にすると、腹立たしい感情を抑えられないのです。
いじめが嫌いな私が彼女を責めて喧嘩になると、泣きながら「自分は彼女を見ることで、いつもイライラさせられるのに、彼女は何も感じていない。不公平だ。だから仕返しするんだ。」というのでした。
無理無理な理屈ではありますが、かわいそうに感じてしまうほど彼女も傷ついて見えました。

私の経験からすると、一つのいじめを解決したところで、またいじめは起きるんです。
いじめっ子の心のケアがされなければ、彼らは気持ちのはけ口を探して新しい方法を考え出すだけです。しかも彼らは馬鹿ではありません。今度は大人に簡単にばれないような陰湿な形で。

心理学的に方法があるか分かりませんが、いじめっ子とその親を含めた心のケアが必要なのではないかと、ただただ感じるのです。


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コメント 4

さっこう

はじめまして。
僕も、虐めっ子と親のケアはすごく重要だと思う。
今の小学校では、子どもが髪の毛を染めているのが普通。
僕は大学一年で19歳ですが、僕が小学生の時ですらそんなことは、なかった。
僕は割と極論を言ってしまうのですが、
結局、子どもの虐め問題で一番反省しなければならないのは、他でもない、虐めっ子の親です。

ただ、僕は、こうして虐めについて真剣に語ってくださる方が、このSo-netブログにも居ることがわかったことがうれしいです。
虐めをなくすのは無理ですが、すべての子どもが希望を持てる世界にしたいです。
by さっこう (2006-11-20 18:00) 

紅天狗茸

はじめまして、さっこう様。

コメントありがとうございます。
私以外にも、いじめっ子と親のケアを重要だと感じている方がいると知って、うれしいです。
しかも大学一年生、19歳ですか!新鮮!
私は一児の母ですが、子供を持ってから今まで以上に、また今までとは別の視点からも、いじめや社会問題については考えさせられます。
考えをまとめて文章にする力及ばず、なかなか記事が増えませんが・・・。

本当に、多くの人が希望を持って生きられる世界にしたいですね。
by 紅天狗茸 (2006-11-22 22:52) 

ゆう

はじめまして
昔の記事にいきなりコメントしてすみません、でも言いたかったので
僕は小4の発達障害の弟がいじめられてて、いじめの事について考えるようになりました
お姉さん(ちがったらごめんなさい)の言ってる「いじめっ子の心のケア」本当に大事だと思います
でもいじめは成長の過程でかならず必要な事ではないです。
それはいじめる側、傍観する側の余裕だと思います
それからいじめは無くならないなんて言わないでください。皆、何かする前に自分達で限界を作ってそれを信じてしまうんです。もったいないです
by ゆう (2012-03-07 19:35) 

紅天狗茸

コメントありがとうございます。

弟さん、現在は大丈夫ですか?
まだ、いじめられているとしたら、保護者の方や先生など大人の方の協力を得られていますか?


そうですね。無くならないなんて決めつけないで、無くなる
方法を考える方が良いですね!
「大人になってもいじめはあるから、対処できるように子供のうちに経験した方が良い」と考えていたのですが、考えてみたら、大人のいじめだって、ない方が良いんですよね。
新しい考えを得ることができました。
ありがとう。

記事にまとめられずにいたのですが、
いじめをなくすためには、いじめっ子といじめられっ子だけでなく、周りにいる人たち(クラスメイト等の傍観者やその親達)の意識改革も大事だと思っています。
いじめが深刻になるのは、いじめられっ子を守る人がいないのもあると思うんです。
誰もがいじめられるのが怖くていじめに参加してしまったり、クラスで無視されている子がいても「自分はその子と元々ほとんど会話したことがないから、自分は無視している訳ではない、いじめている側ではない」って考えで、傍観していたり。
いじめられていても完全に孤独になるのでなければ乗り越えられることも多い。
傍観はいじめをしているのと同じだと気づいて欲しい。

周りにいる子ども達には、そのように伝えていきたいと思います。

幸い弟さんには、わかってくれている ゆうさんがいる。
弟さんには心強いことと思います。
(それでも、他の多くの方に助けを求める事は大事です。なるべく多くの人を巻き込んじゃってください)


ゆうさんも何か良い考えがあったら教えてください。
やれることがあれば、やっていきたいので。
よろしくお願いします。

by 紅天狗茸 (2012-03-08 14:06) 

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