西の魔女が死んだ -梨木果歩- ★★★★☆ [本棚]
日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞 受賞作品。
-裏表紙より抜粋-
中学へ進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変わるひと月あまりを、西の魔女のもとで過ごした。西の魔女ことママのママ -以下略
山に登って、森の中一人でで読みたい。
一人旅に携えてゆきたい。
そんな作品です。
児童文学に分類される?のかもしれませんが、
大人である今だからこそ、好きな作品になったのだと感じます。
西の魔女のような女性になりたいです。
作品の中に銀龍草(ギンリュウソウ)という花が出てきます。
本文より-その植物は、二十センチくらいの、葉を持たない銀白色の鱗をつけた茎の先に、やはり銀細工のような小さい蘭に似た花をつけていた。-
私は一度だけ山登りの最中に、この花に出会ったことがあります。
銀というよりは白く、透き通ったその花はとても神秘的で、心奪われます。
キノコの地下部分に寄生し、自分では光合成をせずキノコの栄養を奪うその花の美しさは、木々生い茂る山の中ならではの物でした。
一生の間にもう一度くらいは出会いたい花です。
- 作者: 梨木 香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/07
- メディア: 文庫
梨木 香歩 さんは、とても好きな作家さんです。
タイトルを見て、やってきました。
by yann (2008-02-11 14:34)
紹介して下さってありがとうございます(^_-)-☆
当時娘は、オーストリアの友人にも♡
この本を薦めていました。
良書は国境を越えます~(#^.^#)
by 甘党大王 (2008-02-11 16:00)
yannさま 甘党大王さま
敵な作品を書く方ですよね。
この作家さんを教えてくれた妹に感謝です。
by 紅天狗茸 (2008-02-14 12:40)
私は今28歳でして、OLをしています、仕事の休み時間なんかに本を読んだりするのですが、あまり、出来のいい家庭ではなく、本によく飽きてしまうのですが、梨木香歩さんの本は、全く飽きないんです!素晴らしい作家さんです
by 宮下優<偽名> (2008-02-16 13:48)
宮下優<偽名>さま
そうですね。すばらしい作家さんですね。
私も、他の作品も少しづつ読んでいます。
by 紅天狗茸 (2008-02-20 13:47)